米国大学院受験の失敗談(MITに不合格だったワケ)


2020年1月25日の早朝,以下のメールが届いた.

私は初めからUCLAが第一志望であり,UCLAからは12月の段階で合格通知をいただいていた.したがって正直ショックは全く受けず「ダメだったかぁ~」程度で済んだのであるが,やはり不合格をもらって嬉しい人はいないように,残念だった.

MITの教授からは「あなたのapplicationは十分に強い.私もあなたを雇いたい.しかしMITはAdmissions Officeが全権限を握っているため確約はできない.」と伝えられていた.正直,合格するだろうと思っていたのであるが,結果は不合格だった.

以下に,超一流大学であるMITに落ちた理由について考察する.

その1.TOEFLスコア

出願前に私はMIT DMSE(私が志望する学科)にTOEFLの最低点について問い合わせたところ,2019年11月12日に以下の返信を得た.

“There is no departmental minimum TOEFL score. However the Institute requires a minimum TOEFL Internet-based score of 90 or 577 paper-based score. We do not set a minimum score for each section of the test.”

要するに,TOEFL iBTは90点を超えていれば良いよ,ということだ.

しかし,実際に出願してみると,以下の連絡を受けた.

“According to your application, the unofficial/official IELTS/TOEFL score does not meet the minimum score required. If you have retaken the IELTS/TOEFL this December 2019, please make sure to send us your official scores. Official IELTS scores must be sent by the testing service to this Department before the application will be acted on. Photocopies of IELTS/TOEFL scores will not be accepted. Your official scores need to be received by December 31, 2019. “

つまり,TOEFLスコアが足りてないよ,と言われたのである.

私はすぐに抗議したが,返信なし.大学のAdmissions Officeから正式に誤った情報を与えられたのだからRefundしてほしいくらいである.ただ,第一志望のUCLAに既に合格していたので「別に良いや」と放置することにした.

その2.Pushが弱かった

米国の大学院受験ではコネが大事であると散々書いてきた.それは,志望進学先の教授がAdmissions Officeに働きかけてくれて,合格しやすくなるからである.

第一志望のUCLAと第二志望のUCSDには,積極的にアプローチをした.その結果,一般的に合否の結果が出るのは1月下旬~2月中旬にかけてであるが,私の場合は12月中旬には合格通知が届いた.

これは,私が何度も教授とやり取りを行い「進学したい」という思いを強く伝えることができて,教授も受入れのために積極的に動いてくれたからである.以下のように,出願前後の期間だけで,40回ものメールのやり取りを行った.

しかし,MITの教授に対してはほとんど連絡を取らなかった.唯一連絡を取ったのが,出願前の「あなたの研究室への進学を考えています」と,出願後の「出願が完了しました」だけである.

なぜUCLAのように積極的に連絡を取らなかったのか.それは,MITの先生が同業界の著名な先生だったからである.つまり何が言いたいかというと,著名な先生に「あなたの研究室にめちゃくちゃ行きたいです!私が合格できるようにAdmissions Officeに働きかけてください!」と頼み,実際に合格させてもったら「ごめんなさい,行きません」というような結果になってしまうことを恐れたのである.

重要なジャーナルのエディターであり,業界ではかなりの発言権を持っている.そんな先生に対して上記の態度をとり,万が一嫌われるようなことがあれば,今後私が当分野で活動する上で大変不利になると考えたからである.

同様の理由で,テキサス大学オースティン校やスタンフォード大学等への出願は,事前に先生と連絡を取っていて良い感触だったにもかかわらず止めることにしたのである.

MITが世界一であるというただ一点に誘惑され,私はMITに出願してしまった.力試しのためだけのために出願してしまった.結果として自分は出願費用を払い,Admissions Officeは進学する気のない学生を審査しなければならないといった最悪な状況を招いてしまった.

出願するしないは個人の自由だが,今回のようにあまり意味のない出願はしない方が双方にとって無駄な労力を消費する必要がなくHappyなのかもしれない.

結論

英語は十分なスコアを取れるように頑張りましょう.

また当たり前であるが,進学する気のない大学院には出願しない方が良さそう.


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