海外大学院の教授とのコネの作り方


米国大学院(理系)の受験には,志望大学院の指導教官とのコネクションは無くても大丈夫ですが,あれば有利に働くことが多いです.コネというと日本では悪いイメージかもしれませんが,教授が安心して学生を受け入れるために必要なものだと考えられています.志望先の教授に優秀だと思われるように,覚えてもらえるように最善を尽くしました.

ここでは,私がどのようにしてコネクションを作ったのか,について書きたいと思います.

メール

進学したい研究室の教授にメールしました.

しかし悲しいことに,一流大学の教授は,よくわからない学生に対して返信しません.世界中から毎日同じようなメールを受け取っていると考えると,返信しない(できない)のも理解できます.

では,どうしたらよいのか?教授の目を惹くように努めました.「おっ,この学生には返信した方が良いな」と思わせることが大事だと思います.

では,どうしたら教授の目を惹くことができるでしょう?アメリカの大学院の制度を考えればわかると思います.

私が思う答えは【お金】です.

アメリカでは,教授が自らが獲得した研究費から大学院生の給料を払います.船井奨学金の審査員である加藤先生の記事(効果的な推薦状を書いてもらうために)には「教授は学生一人に対して卒業まで35万ドル(約3800万円)を払うことになる」と書いています.

しかし,学生が外部の奨学金を持っていたらどうでしょうか.仮に学生が2000万円の奨学金を持っている場合は,教授は残りの1800万円を払うだけで済むのです.そして,外部の奨学金を受給している学生はたいてい優秀ですので,断る理由がありません.

したがって「私は外部の奨学金を持っているよ.あなたは通常の半額で優秀な学生を雇えるよ」と伝わるようにメールを送ればよいと思います.

学会

自分が所属する分野で最大の学会に参加しました.その学会には,世界トップの研究者が集まるはずです.その学会の発表者リストを見て,自分が気になる教授にメールで連絡しました.コツは上述の通りです.

また,「私はあなたに会うために,わざわざ日本からこの学会に参加します」と書きました.そうすると返信率も高かったです.何とかして面談する時間を取ってもらいました.

大学訪問

実際に大学を訪問し,志望する教授と直接話しました.

こちらも同様に「あなたの研究が魅力的です.あなたのもとで博士号を取りたいです.日本から訪問するので,研究室を案内させてもらえませんか?」などメールを送れば良いと思います.わざわざ高いお金を払って日本から訪問することで,本気度をアピールできます.

また,船井奨学金の「これまでの奨学生」のレポートを読んでみると,多くの方が「訪問した大学には合格だったが,訪問していない大学は全て不合格だった」と書いています.事前訪問は必須かもしれません.

写真を撮る

学会や大学訪問で教授と直接話した後には,一緒に写真を撮ってもらいました.この写真が,出願までずっっっと役に立ちました!!!

教授は年中初対面の人と出会います.絶対に自分のことは忘れてしまうと考えました.なので,写真を撮っておけば,次にメールを送る時に写真を添付することで,教授は思い出してくれます.

形に残るお土産を渡すのも良いかもしれません.私は本命の教授たちに,日本っぽい湯呑を渡しました.次にメールを送る時に,「湯呑は気に入っていますか?」などと書き始めることができます.教授がその湯呑を気に入っていたら,無意識に良い返事を書こうとするのではないでしょうか?(謎)

以上が,私が実際に行ったことです.米国大学院受験は,コネが重要になります.ただ,全方位に良い顔をしても問題を引き起こしてしまいますので,気を付けてください.合格後に,全員の教授から「私の研究室に来るよね?」みたいな感じで責められてしまうと大変です.


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